抗がん剤その2 代謝拮抗剤18 − メトトレキサート

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ペメトレキセドと同じ葉酸代謝拮抗剤に属する抗がん剤で、ビタミンB群の一種である葉酸を、体内で活躍できる形態として活性型に変化させる酵素の働きを阻害し、DNAの合成を阻止することで抗腫瘍効果を発揮します。

もともとは白血病の治療薬として開発されましたが、その後の研究により、現在では乳がんなどの治療にも奏効が高いことが認められ、また免疫抑制作用もあるため、アメリカでは最も良く利用される抗がん剤のひとつです。

急性および慢性の白血病や乳がんの他、絨毛がんなどの絨毛性疾患に適用されますが、肝臓に障害を起こしやすい特性があるため、治療中は特に、肝臓に負担のかかる飲食をしないように注意する必要があります。

一般的な副作用としては、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器系への影響が比較的よく見られ、腎障害による尿量の減少や血尿、むくみ、動悸、息切れなどが見られる場合もあります。

また重大な障害として、骨髄の働きへの阻害による感染症、骨粗しょう症、間質性肺炎、出血性腸炎、すい炎、急性腎不全などを引き起こす場合があります。

本薬品は、肝臓や腎臓に障害のある人、本薬品によって重い過敏症をおこしたことのある人には使用されません。

抗がん剤その2 代謝拮抗剤17 − クラドリビン

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ペントスタチンと同様、主にヘアリーセル白血病に使用される抗がん剤で、メルカプトプリンと同じプリン代謝拮抗剤に属する薬品ですが、数ヶ月に及ぶペントスタチンの治療期間より短い期間の投与で済むことが、この薬品の特徴です。

ヘアリーセル白血病に対してペントスタチンとほぼ同等の効果があり、特に欧米型と呼ばれるタイプの症例に対して高い奏効を発揮することが確認められていますが、反面、それ以外のタイプの症例では、若干効果が落ちることも報告されています。

ヘアリーセル白血病以外では、他の薬品で効果を得ることができなかった低悪性度非ホジキンリンパ腫や、濾胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫などにも使用されますが、骨髄の働きへの阻害による免疫不全により、敗血症や肺炎などの感染症を起こすことがあるので注意が必要です。

その他、一般的な副作用としては、頭痛、発疹、吐き気や嘔吐といった消化器系への影響によるものが比較的多く見られ、重大な副作用としては、間質性肺炎、消化管出血、四肢の麻痺などの神経障害などを引き起こす場合もあります。

本薬品は、本薬品によって重い過敏症をおこしたことのある人には使用されません。
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