フルオロウラシルをベースとして、より効果的かつ副作用の少ない薬として開発されたのが、このテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムです。
体内で徐々にフルオロウラシルに変化して、長い時間効能を発揮するテガフールとその成分が分解されるのを防ぐギメラシル、それにフルオロウラシルによる消化器系への影響を抑えるオテラシルカリウムが配合されていることから、この長い名前が付けられています。
進行した胃がんや再発した胃がんに効を奏する割合が50%近くと高く、副作用が少ないため外来治療にも有効で、当該の症状には最も使われることが多い抗がん剤となっています。
その他にも、頭頸部がん、非小細胞肺がん、すい臓がん、乳がん、大腸がんなどに他の薬品と併用で用いられますが、消化器系への影響が少ない反面、骨髄の働きへの阻害が比較的大きく注意が必要となります。また、劇症肝炎、急性腎不全、間質性肺炎などを引き起こす場合もあります。
一般的な副作用としては、頭痛、倦怠感や、皮膚炎などの皮膚症状、発疹、かゆみといった過敏症状がみられます。
本薬品は、本薬品に対して重度の過敏症をおこしたことのある人や、重度の骨髄障害のある人、腎障害、肝障害のある人には使用されません。
