抗がん剤その3 植物アルカロイド4 − ノギテカン(トポテカン)

スポンサードリンク
イリノテカンと同じトポイセメラーゼ阻害剤に分類される薬品ですが、イリノテカンが活性代謝物であるSN-38という物質に体内で変換されてから抗腫瘍効果を発揮するのに対し、このノギテカンは代謝を経ることなく抗腫瘍効果を発揮するという特徴を持っています。

消化器系への副作用についてはイリノテカンより軽いとされ、日本では小細胞肺がんの治療薬として認可されている他、子宮がんや神経芽腫にも効果があると言われています。また卵巣がんの臨床実験も進行中で、承認される日もそれほど遠いことではないでしょう。

一般的な副作用としては、脱毛、吐き気、嘔吐、口内炎、便秘といった消化器系への影響によるものや、過敏症状による発熱、肝機能や腎機能の異常がみられますが、最も警戒すべきは骨髄の働きの阻害で、敗血症などの重い感染症により死亡した例もあります。

また、イリノテカンのような激しい下痢症状を起こすことはまれですが、消化管出血や感質性肺炎引き起こすこともあるので、投与後の経過を注意深く見守る必要があります。

本薬品は、重度の骨髄障害、重度の感染症、本薬品によって過敏症を起こしたことのある人には適用されません。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。